こんにちは、エンパスママラボです。
これまで「理解する」ことの難しさと、「聴く」ことの大切さについてお話ししてきました。今回は最終回として、「共感」について一緒に考えてみましょう。
「同情」と「共感」の違い
よく混同されがちですが、「同情」と「共感」は違います。
同情は「かわいそうだな」と相手を上から見下ろすような感覚。でも共感は、相手と同じ目線に立って、その人の気持ちを感じようとすることです。
相手の靴を履いて歩いてみる
アメリカの言葉に「Walk in someone’s shoes(誰かの靴を履いて歩いてみる)」という表現があります。これは、相手の立場に立って物事を考えてみる、という意味です。
例えば、子どもが宿題をなかなかやらないとき。ママの立場からは「なんでやらないの!」と思いがち。でも、子どもの靴を履いて考えてみると?
「今日は算数が難しくて分からなかった」「友達と遊びたい気持ちが強い」「疲れている」など、違う景色が見えてくるかもしれません。
エンパスの共感力を上手に使う
エンパス体質の方は、もともと共感力が高い方が多いですよね。でも、その力を上手に使うコツがあります。
相手の感情を感じ取ったら、一度深呼吸
「これは相手の気持ち?それとも私の解釈?」と自分に問いかけてみる。感じ取ったことを、そのまま事実だと思い込まないことが大切です。
「どう感じているの?」と確認する
感じ取ったことがあっても、相手に直接聞いてみる。「なんだか疲れているように見えるけれど、どう?」「何か心配事がある?」
この一言で、相手は「気にかけてもらえている」と感じ、本当の気持ちを話してくれることが多いんです。
完璧な共感を目指さない
大切なのは、完璧に共感することではありません。
「あなたの気持ちを理解したいと思っている」「あなたのことを大切に思っている」その気持ちが伝わることが一番大事なんです。
時には「よく分からないけれど、辛そうだね」「私には想像できないけれど、大変だったね」と正直に伝えることも、立派な共感です。
自分の心も大切に
共感力の高いエンパスママは、相手のことを思いすぎて自分の心が疲れてしまうことがあります。
相手を理解しようとする優しい気持ちを大切にしながらも、時には「今日はちょっと疲れているから、明日聞かせて」と自分の気持ちも大切にしてくださいね。
「理解する」ことは愛情表現
この3回のシリーズを通してお伝えしたかったのは、「理解する」ことは最高の愛情表現だということです。
完璧に理解できなくても、理解しようとする気持ちがあれば十分。その気持ちは、きっと大切な人に伝わります。
今日も、家族の話にそっと耳を傾けて、相手の立場に立って考えてみませんか?小さな理解の積み重ねが、きっと家族の絆を深めてくれるはずです。
エンパスママラボでは、これからも敏感