「無理しないでね」の境界線 – エンパスママの心の声

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こんにちは、エンパスママLaboの由美です。

先日、友人から「無理しないでね」という言葉をかけられました。きっと私を気遣ってくれての言葉だったのでしょう。でも、その瞬間、私の心の中に小さな疑問が浮かんだのです。

「どこまでが無理なんだろう?」

目次

優しさの裏にある混乱

「無理しないでね」という言葉は、確かに温かく、相手を思いやる気持ちが込められています。でも、エンパシー(共感力)の高い私たちにとって、この言葉は時として複雑な感情を呼び起こします。

なぜなら、私たちは常に周りの人の気持ちを感じ取り、相手が何を求めているのかを察知しようとしているからです。「無理しないでね」と言われると、こんな思いが頭をよぎります。

  • 今の私は無理をしているように見えるのかな?
  • どのレベルまでなら「無理」じゃないの?
  • 相手は本当に私に休んでほしいと思っているの?
  • それとも、遠慮して言っているだけ?

「無理」の基準は人それぞれ

考えてみると、「無理」の定義は人によって大きく異なります。

ある人にとっては、夜中まで仕事をすることが「無理」かもしれません。でも別の人にとっては、それが普通の日常かもしれません。

子育て中のママなら、子どもが熱を出したときに仕事を休むのは「無理」ではなく「必要なこと」です。でも、職場の人から見れば「無理をしている」と映るかもしれません。

エンパスママ特有の悩み

エンパシーの高い私たちは、相手の感情に敏感すぎるあまり、自分の「無理」の基準を見失いがちです。

「この人は私に無理をしてほしくないと思っている」 「でも、この状況で私が手を抜いたら、みんなが困るかもしれない」 「私が感じている疲れは、本当に『無理』のサインなの?」

こんな風に、相手の気持ちと自分の状況の間で揺れ動いてしまうのです。

大切なのは自分の声に耳を傾けること

「無理しないでね」という言葉に困惑したとき、私が大切にしたいのは、まず自分の心の声に耳を傾けることです。

  • 今、私の体は何を感じているか?
  • 心は何を求めているか?
  • 本当にしたいことは何か?
  • 本当にしたくないことは何か?
  • 体のどこかに不調をきたしていないか?

相手の期待や周りの状況に左右されず、まずは自分の内側に意識を向けてみる。それが、本当の意味で「無理をしない」ということなのかもしれません。

「無理しない」は自分で決めること

最終的に、「無理をするかしないか」は自分で決めることなのだと思います。

周りの人の「無理しないでね」は、確かに愛情のこもった言葉です。でも、その言葉に応えるために、かえって自分を見失ってしまっては本末転倒です。

大切なのは、その言葉を受け取りながらも、自分の気持ちや状況を丁寧に見つめること。そして、「今の私にとって何が必要か」を自分で判断することです。

最後に

「無理しないでね」という言葉に混乱を感じるのは、決して変なことではありません。むしろ、それだけ相手のことを思いやり、自分の行動が周りに与える影響を真剣に考えている証拠です。

でも、時には立ち止まって、自分の心の声に耳を傾けてみてください。あなたの「無理しない」基準は、あなたが決めていいのです。

今日も、あなたらしく、自分を大切にしながら過ごしてくださいね。


エンパスママLabo 代表 由美

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