第2回:心を開いて「聞く」って?

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こんにちは、エンパスママラボです。

前回は「理解する」ことの難しさについてお話ししました。今日は、理解するための第一歩「聞く」ということについて考えてみませんか?

「聞く」と「聴く」の違い

同じ「きく」でも、「聞く」と「聴く」では意味が違いますよね。

「聞く」は音が耳に入ってくること。でも「聴く」は、心を込めて相手の話に耳を傾けること。理解するためには、この「聴く」が大切なんです。

エンパスママが陥りがちな「聞き方」

エンパスの方は相手の気持ちを敏感に察知するため、話を最後まで聞かずに「きっとこう思っているんだろう」と判断してしまうことがあります。

子どもが「今日学校で…」と話し始めたとき、表情や様子から「嫌なことがあったんだな」と感じ取って、先回りして「何か嫌なことがあったの?」と聞いてしまう。

でも、もしかしたら子どもは楽しかった出来事を話そうとしていたかもしれませんよね。

心を空っぽにして聴く

本当に相手を理解したいなら、一度心を空っぽにして聴いてみましょう。

自分の推測や判断を一旦横に置いて、相手の言葉をそのまま受け取る。「そうなんだね」「それで?」「どんな気持ちだった?」

答えを急がず、相手のペースに合わせて。沈黙があっても大丈夫。その間に、相手は自分の気持ちを整理しているかもしれません。

「聴いてもらえた」という安心感

しっかりと聴いてもらえると、人は「受け入れられた」「理解してもらえた」と感じます。

それは、話の内容を完璧に理解してもらえたからではなく、自分の話に真剣に耳を傾けてもらえたから。その安心感こそが、信頼関係の第一歩なんです。

子どもも、パートナーも、「この人は私の話を聴いてくれる」と感じれば、もっと心を開いて話してくれるようになります。

今日からできる小さな一歩

今日から、家族の話を聴くとき、少しだけ意識を変えてみませんか?

スマホを置いて、相手の方を向いて、「うんうん」と頷きながら。そして、結論を急がずに、最後まで聴いてみる。

きっと今まで気づかなかった、新しい発見があるはずです。

次回は、相手の立場に立って考える「共感」について、お話しします。

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